自動車の居眠り運転による死亡事故が相次ぐ4月以降、居眠り防止用の補聴器型アラーム「ナップ・ヴァイーブ・プラス2」(2500円)が販売数8000個を超える爆発的ヒットを飛ばしている。開発者の居眠り研究家・佐溝浩三さん(54)は「12時間熟睡しても居眠りは起きます。自分だけは大丈夫だ、と思う人こそ危険なんです」と警鐘を鳴らしている。
アラームを耳に掛けてウトウト…と頭を下に傾けた瞬間、鋭い警告音が「ピー!!」と鼓膜を襲った。国内唯一の居眠り研究家は「これなら目が覚めますよね」と自信の表情を見せる。
全国で相次ぐ居眠り運転による事故。惨劇の様子が連日報道される影響からか、皮肉にも「ナップ・ヴァイーブ・プラス2」の売り上げは京都・亀岡の暴走死傷事故後に急上昇。1か月弱で8000個を突破し、品薄状態が続いている。