山水電気、東京地裁に民事再生法の適用を申請

■山水電気、東京地裁に民事再生法の適用を申請

山水電気は2日、東京地方裁判所に民事再生手続開始の申し立てを行ない、同日に受理されたと発表した。2011年12月31日時点の負債総額は2億4,765万円。

 山水電気は1944年に創業。「SANSUI」ブランドで高級アンプなどの製造と販売を行なってきたが、経営悪化により、香港のザ・グランデ・ホールディングズ・リミテッド(グランデ)と同社グループの支援のもと、経営構造改革を行なっていた。

 しかし、グランデは、2011年5月31日付で香港高等裁判所により暫定清算人が任命される事実上の倒産状態となり、山水はグランデから資金調達ができなくなった。債務超過状態だった山水は、2012年2月末時点で従業員の給与を含め2,200万円の支払い遅延を起こしていた。

 その後も資金調達のメドが立たず、3月7日付で同社の株式は、東京証券取引所において監理銘柄(審査中)に指定。同27日には監理銘柄(確認中)へと追加指定された。同社は「上場を維持しつつ、事業の継続を行なっていくことが不可能と判断するに至った」として、新たな支援を求めて民事再生手続開始の申立てを行なうことを決定した。

 民事再生手続開始の申立て後、同社株式は所定の期間を経た後に、上場廃止となる見込み。上場廃止後の株券の取扱いについては、同社サイトに掲載予定としている。

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